【アキュラホーム】で家を建てました。木工工事編 その1 上棟

マイホーム 上棟(施工:アキュラホーム大阪) 着工~完工(引き渡し)

基礎工事が終わり、コンクリートのベタ基礎もある程度固まったら、木工工事が始まります。

※基礎工事は、結局37日かかりました。

38・39日目 上棟の準備 作業

上棟とは、住宅の建築において、柱や梁など建物の基本構造が完成し、家の最上部で屋根を支える“棟木“(むなぎ)と呼ばれる木材を取りつけることを指し示すそうです。地域によっては、棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)ということがあるそうです。

基本的に木造軸組み工法以外には、上棟という物事がないそうです。

また、上棟は、『骨組みを組み上げた段階』とすることもあれば、きちんと『屋根が完成するまで』とするところもあり、地域によって上棟の意味や作業範囲が異なるそうです。

さて、上棟前の準備作業に1~2日程度必要となります。

上棟に向けて簡単な足場を組んだり、一階の床を作ってしまいます。

基礎の上に、基礎パッキンを載せてその上に防腐・防蟻(ぼうぎ)処理された木材の『土台』を載せていきます。そして、大引き(おおびき)を載せて、グラスウール(32K t80)を床下に入れておきます。※下の写真で黄色いのがグラスウールです。

グラスウールを床下に入れると、構造用合板t=24を敷いていきますが、アキュラホームでは、処理をした状態で納品されてきます。

一階の床の構造用合板が並べ終わりました。

上棟で使用する部材が届いて、明日朝から組み上げていきます。

40日目 上棟日 骨組みと屋根(ルーフィング工事)

上棟の日は、雨が困るものです。小雨程度ならぎりぎりセーフみたいですが・・・・。ただ天候に大きく左右されるのもこの上棟で最後となります。

朝一でクレーン車が登場して、組み上げていきます。夕方には、屋根を組んで防水シートを張ります。防水シートが張れれば雨が降ってもある程度は、大丈夫です。上棟は、一日で屋根まで組み上げていきます。雨がかからないようにするためです。雨に濡れたら乾かしますが時間がかかります。

職人さんたちは、朝の8時には、お仕事を始めるそうですが、その時間に行くには、朝が早いので10時30分頃建築現場に来ました。

1階の床は、前日に完成しています。前日の夕方に、一階部分の柱・梁・2階の床が納品されています。到着したときは、2階部分の柱・梁・3階の床が納品されるところでした。

部材をクレーンを使ってあげていくのですが、今回は、立地の関係でクレーン車を使わずに手上げを基本として行われました。クレーン車を停めて荷揚げをするための空間が無いためです。前面道路に駐車スペースがあるのですがギリギリ駐車できるスペースしか確保しておらず、駐車スペースの上に半間分(91cm)バルコニーが出っ張っています。そして、電線が敷地境界線付近を通っていることと道路上に電線があることで道路上に駐車してクレーン車で釣り上げてすべての電線を超えていくことが難しいということです。

今回は、トラックについているクレーンで可能な範囲で行う。できない場合は、人力で荷揚げを行うということですが、2階の部材については、ギリギリトラックのクレーンで載せることができました。

一番下の電話線がクレーンを一番短い状態で回転させて当たるかどうかという状況でした。

荷揚げしているときに次から次へと荷物が来るので同時並行で柱を立てたりしていました。

柱と梁の状態なので組み立てていく感じで次から次へと組み立てて形が出来上がっていきました。

梁は、最大2間半の長さですが人力で組み立てます。メタルウッド工法で梁をかけるのも簡単です。少しトントンしたら入ります。そして太い釘というかボルトというか金属の棒を打ち込んでいきます。それで接合完了となります。

そして、13時30分過ぎに3階部分の部材が届きました。

ここで知恵の使います。今回は、クレーン車を使用できません。特に3階は、無理です。しかし、できることなら3階まで荷物を上げてほしい。最後は、人力で1階から3階まで上げますが大変ですからね。

そこで出した結論がこちらです。

2階の一部を組み立てずに空間を空けて置きそこから荷揚げを行うというものです。しかし、やってみないとわからない部分があります。空いている距離は、幅1間(91cm×2)、奥行きは、2間半(91cm×5)です。柱と梁の関係でこの空間となりました。荷揚げした時に部材を置くスペースも必要ですからね。

どうにか間を通ってトラックについているクレーンで荷揚げできました。

そういえばいろいろなハウスメーカーを巡ってお話をしていた時にヘーベルハウスの人が『クレーン車で搬入できます』って断言していました。今回と同じようにこの電線の下を通して荷揚げをして外壁等を取り付けることができるっていうことですが・・・3階の外壁まで取り付けできるのなかなぁ・・・。結果的に木造にしてよかったです。普通のクレーン車では、難しいですし、トラックについているクレーンでどうにか上げることが出来ましたが、それができなかったとしても手上げ出来ますのでね。

そして16時30分ごろには、屋根も組みあがってきました。

屋根まで組み上げて上棟となります。

屋根ができたら防水シートを張ります。しっかりとした屋根ができるまでの応急的な雨対策となります。また、壁もありませんので雨が吹き込むことも考慮してブルーシートでぐるりと覆っていました。

雨で濡れたら乾かしたらいいかもしれませんが時間がかかりますのでね。

42日目 上棟式

上棟の日は、柱と梁と床と屋根って感じです。翌日から間柱を入れたり、窓の外枠を作っていきます。

上棟すると上棟式を行う人もいます。

上棟式は、地鎮祭のような神事的な事とお祝い的な事があります。地域にもよりますが、地域の方々を呼んで屋根から餅を撒いたり、お菓子を撒いたり・・・。そして、工事関係者の方々と宴会を行ったり・・・。

施工したアキュラホームとしては、施主様次第ということで今回は、行うこととしました。

しかし、簡素なもので地鎮祭のような神事的な事のみとなります。地鎮祭のように神主さんを呼んで行うのではなくほんとうに簡単なものとなります。地鎮祭の費用は、4~5万円ぐらいしたりしますが、上棟式は、費用0円です。ただし、若干こちらで用意するものがあります。用意するものは、『洗い米』と『塩』です。量は、各半合程度です。塩も半合ってちょっと多い気がしますが高額ではないと思います。

上棟式は、お祈りして四つ角にお塩・お米・お酒を撒いて終わりです。準備含めて10分~15分程度の簡単なものです。

上棟式で用意したものは、お米とお塩だけで、お酒については、アキュラホームで用意してくれました。帰りに持って帰りますか~ 飲んでもいいしお料理に入れてもいいし・・・というのでもらってきました。お酒の名前は、『匠の心』です。なんか大工さんぽいネーミングと思ってよく見たら『アキュラホームのお酒』でした。アキュラホームは、全国展開しているハウスメーカーではありませんが、関東や関西で展開しているため、ある程度の件数の家を建てるため、いろいろと使うことがあるんでしょうね。

家族も一緒に来ていたもので見学しました。一階は、いろいろとものがあったので後日ということで、下の写真が3階です。仮の筋交いがあったりしますが、上がってくる階段部分に壁ができますが室内としては、ワンルーム29帖で柱が2本あるだけです。この柱で屋根を支えます。

こちらは、2階になります。

少し凹んでいる部分は、2階のお風呂の部分です。このように凹ませておかないと『フラット』になりません。お風呂の下に配管スペースが必要となり、凹んだところに配管が来ることで出来上がった時に平になり、お部屋とお風呂の段差が無いということです。

奥の方に筋交いが入っており、筋交いのない部分が1間サイズの掃き出し窓となります。

写真では、構造体なので分かりにくいのですが、LDKで一つとなっており、耐力壁が1枚(半間)ありますが、26帖の大空間となっております。

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