敷地内の電柱移設工事(関西電力管内)

電柱移設工事 戸建て住宅建築の基本事項

今回、建て替えを行いますが、駐車場のスペースを確保するため、電柱の移設を行いました。自宅に電柱がある人ってある程度います。電柱が邪魔だと思う人もいますよね。今回電柱を移設した流れ等をお伝えいたします。

建て替えを検討する段階で電柱移設を検討 物理的に移設可能か?予備調査

電柱移設の話の発端は、建て替えを行うことです。建て替えに伴い駐車スペースの邪魔になるので電柱を移設したいということです。

まず、物理的に移設可能か?ということから話が始まります。希望する場所に移設できるのか?できないのならばどこなら可能なのか?それによって建て替えのプランが異なります。

そのため、最初にすることは、『移設可能な場所を調べること』です。

今回は、建て替えに伴いハウスメーカーに話していたため、『代表のハウスメーカーから電力会社に連絡して調べてもらいました。』複数のハウスメーカーから連絡しても電力会社が困りますので代表を決めてあげてください。

最終的にハウスメーカーを決めた段階だと間取りも決まっている可能性があり、移設先が間取りに影響が生じる可能性があるので今回のような手段にしました。

最終的にハウスメーカーが決まった段階で本格的な電柱移設の話をすることとなりますが、現段階は、あくまでも『予備調査』って感じです。

今回は、希望する位置に移設不可だろうといわれました。電柱の間隔の問題で移設したら別の場所に電柱を建てる必要があり、その場所に電柱の新設の許可がおりないだろうということでした。

予備調査として、ある程度『ここなら移設できる』という場所を仮としてハウスメーカーと話を進めて契約しました。

電柱移設の申し込み

ハウスメーカーが決まった段階で再度電力会社に連絡をします。そこで『最終的な図面』を見せて電柱が邪魔だ!!という話をします。そして申し込みをします。

申し込みをしてすぐに移設できるわけではなくすべてが完了するのは、半年後ぐらいです。

電柱移設の費用は??

電柱移設の場合の費用って気になると思いますが、電力会社等によっても異なるようですが今回は、無料でした。おそらく電線が敷地内を通っていることだと思います。

移設先の打ち合わせ

申し込みをして数か月後、最終的な移設先の打ち合わせがありました。

移設先について、2つのプランを考えていたのですが1つはできないとのことでした。

ということで敷地内での移設となります。ちなみに移設先は、敷地内ですが「隅切りの対象部分」です。

移設先の打ち合わせで試掘が3週間後に行うこととなりました。日程もある程度予定が出ました。

各種許可の申請や近隣住民への案内などいろいろとやることがあるので時間がかかります。

電柱移設の準備 試掘

電柱を埋めるためにその場所に何か埋まっていたら電柱を埋めることができません。そのため、試掘を行います。周辺住民には、朝9時から17時まで工事しますって案内が配られていますが実作業は、1時間程度で立ち会うので時間を聞いてきました。

軽トラ2台がやってきていろいろと機材を下ろしてやるのかなぁって思ったら、細長い金属の棒とスコップ(シャベル)だけを使って掘っていきました。細い金属の棒でほじくり返して柔らかくしたらスコップで掘り出す・・・ 

そして、1メートルか1.5メートルほど手で掘りました。ちょっとお隣の排水溝が越境していますが・・・少し離せば大丈夫ということでした。

今回は、試掘で1週間後電柱を立てます。それまで空けておくことができませんので埋め戻して試掘は、終わりとなります。時間は、1時間程度かかりました。

この辺という位置は、この試掘で決まりました。電柱を立てる当日にまた掘って微調整をして最終的に決定して電柱を立てます。

電柱移設工事 電柱の新設

電柱の移設工事は、2回あります。1回目は、新しい電柱を立てる。2回目は、古い電柱を抜く。1回目と2回目の間隔は、約1か月でその間に各種回線を移設していきます。電柱は、電力会社のものですが、電気の線以外にも、電話・インターネットの線、ケーブルテレビの線などがあります。自治会の街灯がついていることもあります。

朝9時に工事の人たちがやってきます。この時に新しい電柱もやってきます。

流れは、単純です。穴を掘って電柱を埋める。新しい電柱に新しい設備をつけて線を張りなおす。古い線を撤去する。

試掘の時は、手で1メートルか1.5メートル程度掘りましたが、電柱を建てる時は、3メートル程度穴を掘ります。

穴が掘れたら、電柱を入れていきます。この時まっすぐになるように立てないといけませんよね。

どうやって電柱をまっすぐ埋めるか?その方法と技術は、なんと人の目です。電柱の上の部分をクレーン兼ドリルの先端で押さえて、右・奥・・・とか言って調整してまっすぐになったらOKって感じです。

ここでわたくしの出番です。

最終的にこの場所でいいか判断します。まぁほぼ決まっていたことですが・・・

まっすぐに立って位置が決まれば、固定です。

隙間に砕石を入れて終わりです。

続きがあります。電柱は、上下に分かれていて下の部分を入れて固定しましたが上の部分を繋げます。

この作業が大変でした。

上の方は、電線がいっぱいあります。その中を縫って、クレーンのフックを下ろしていきます。

そして電柱の上の部分を釣り上げていきます。電線の間にちょうど立ちました。

上と下の電柱をボルトでつなげて新設工事完了!!

新しい電柱が立つまで約1時間30分程度です。この日の作業は、一日の予定です。

早速、電柱を新設して終わりではありません。新しい電柱に変圧器などの古い電柱にある設備と同じものを新しい電柱に取り付けていきます。そして、隣の電柱から新しい電柱に新しく電線を通していきます。

新しい電柱に移設した設備を回収してこの日の作業は、おわりとなりました。

一般家庭に配線している電線は、古い電柱についたままとなっているので日を改めて作業して移していきます。

電柱移設工事 電線・電話線の移設工事

電柱を新設してその日に一番上の高電圧の電線を移設しましたが、他にも低圧電線や電話線・光ファイバーなど電柱についている各種線を移設していきます。

順次各社が来て作業をしていきます。

電柱を新設して1週間後に上棟した時には、電話線の工事が一部されていました。

電柱を新設して2週間後ぐらいに電話線の移設が完了していました。電気の100ボルトの線は、まだ伊移設されていませんね

電柱を新設して3週間後ぐらいには、家庭向けの電気の線も移設されて、あとは、街灯ぐらいです。街灯につながる線は、移設済みで本体の街灯を移設されれば完了って感じです。

電柱移設工事 最終段階 抜柱工事(電柱を抜く)

電柱を新設して約1か月後、古い電柱を抜く事となります。工事の当日になっても自治体が設置した街灯が残っておりましたがそのままでは、電柱を抜く事ができません。ただ電柱の工事の方が適当に移設してくれた模様です。

当日所用があって抜柱工事に立ち会うことが出来ませんでした・・・

どうやって電柱を抜くか気になるところでしたがね・・・

電柱を抜く方法が気になるのは、たたの興味ですが重要なのは、抜いた跡がどうなるかです!!

電柱を抜いた跡は、詳しいことは、わかりませんが表面は、砕石でした。翌日行ったら電柱跡に工事のフェンスのポールが刺さっていました(笑)

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