設計担当と打ち合わせを行い、3回目ぐらいになるでしょうか、建築確認に必要な要素が決まると建築確認申請を出すこととなりました。
道路明示の手続きに時間がかかり、それが終わらないと正式に天空率の計算等ができない状況でしたが道路明示が確定してから1週間で建築確認申請となりました。
建築確認申請までに決めた内容としては、以下のような感じです。
- 単純な間取り
- 窓の有無及び大きさ
- 耐力壁の位置および構造柱の位置
建築確認としては、構造体の審査であるため、外壁の色であるとかキッチンの仕様であるとか関係ありません。
将来的な間取りの可変性を重視した建物となるため、その将来的な間取りの関係で『耐力壁と構造柱』の位置が重要なポイントでした。窓については、開口部となり、構造上弱い部分となります。開口部の予定で後から開口部をなくす場合は、さほど問題ありませんが、あとから開口部を作る場合にもしもその場所に耐力壁があった場合、どう処理するか重大な問題となります。
今回は、開口部として窓を考えていた場所について、最終的になくすようにしました。理由は、減額目的で窓1か所5万円~10万円します。後から開口部を作ることができませんから慎重に検討するべきもので、作れるのであれば作っといた方がいいと思われるものですが隣との間が50センチしか空いていないため、採光は、期待できません。将来的に、隣が建て直すときに、敷地境界線から50センチ離れてもらうので合計1メートル以上間が空き、多少は、採光が期待できますが、お隣さんとお話するとあと20年から30年程度は、このままになりそうな感じで遠い将来の為に今から作っておくかたいへん悩ましい状態でした。窓を設置した場合、当面の間は、通風の為に、使用することとなりますが第一種熱交換換気を導入するため、窓も開けない可能性があります。つまり、将来的に通風の為に使用するかもしれないということにもなります。窓を設置するデメリットとして、遮音性や遮熱性があります。
総合的に、将来の窓を作った方がいいと思う事があるかもしれませんが現状窓が無くても全く支障が無い状況であるため、節約のため一部窓をなくしました。ちなみに合計40万円ぐらいの節約となります。
構造体に関連して解決するべき問題がもう一つありました。それが第一種熱交換換気システムの配管です。配管そのものは、構造と関係ありません。しかし、配管を天井裏に収納する関係で収納できない箇所があり、どのようにかわしていくか問題となりました。天井高は、通常240㎝です。すべての配管が収まればなにも問題ないのですが一部天井を20センチ程度下げて対応する必要があることでした。梁の位置と梁成(梁の高さ)の関係です。これらは、構造体となるので何か対処する場合は、建築確認を出す前に行う必要があります。
今回は、三階の大空間を確保として二階もある程度の大空間を確保するために、梁成太いものを使用する必要がありました。その結果、第一種熱交換換気のダクトの処理のために一部天井を20センチ下げました。また、どうしても一か所梁自体が天井裏に収まらない状態となり、5㎝ほどその部分が出っ張ることとなりました。もちろん代替案もあったのですが大空間を優先した結果となりました。
建築確認の提出については、施工会社・設計会社で行いますので、建築確認の申請に必要な部分が決まったら出すこととなりまが、こちらとしては、特に何もない感じです。
建築確認の確定には、通常3週間程度かかります。
ちなみに、建築確認業務は、役所から外部に業務委託されているようで比較的スムーズに処理していってくれるそうですが、最後の1週間が消防局での処理となるそうです。1/3が消防局でかかる時間・・・。
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